こんにちは。栞です。
今回は、新宿3丁目にある鰻屋「小ばやし」に行ってきました。
東京都 新宿区 新宿3丁目25−6
明治38年(1905年)に創業した小ばやしは老舗中の老舗で、タモリさんやさまぁ~ずなどの著名人も通い詰めた程の人気店となっています。
新宿|小ばやし(うなぎ)のうな重をレビュー
今回頂いたうな重(竹)がこちらです。(3,810円)
小ばやしのうな重は「竹」「松」「特上」の3種類が用意されており、最もリーズナブルなものが竹となります。
特上には肝のお吸い物がセットになっていますが、今回は別料金(330円)を払ってお吸い物を付けて頂きました。
現在の店主である古幡洋子さんは4代目で、歴代の店主によって小ばやしの味が守られ続けているのです。
うなぎ職人の世界では「串打ち3年、裂き8年、焼き一生」という格言があり、その言葉に違わず、うなぎは丁寧に焼き上げられていました。
うなぎの表面を見れば分かるように、焦げ付きがほとんどなく、身も柔らかくプリプリな食感が残されていました。
小ばやしのタレは継ぎ足しで受け継がれたものであり、ほのかな酸味が感じられます。
一見するとタレが薄目に思われますが、実際には醤油の強さと香ばしさ、そして甘さが際立っていてうなぎとマッチしていました。
実は、このタレには水あめが使用されておらず、自然由来の甘さなのです。
特上こそ7,620円と高価ですが、これほど上質なうなぎを3,810円から食べることが出来るため、小ばやしは非常に良心的な価格設定となっています。
なお、うな重にはお新香が付いており、これも抜群に美味しかったです。
ただ、塩気が強めなので、しょっぱいのが苦手な方や塩分を気にしている方は無理して全部食べる必要はないでしょう。
恐らく、うなぎは夏の食べ物なので敢えて塩分を強めに漬けているのだと思いました。
ごはんの量は少なめ
絶品のうなぎを低価格で食べられる小ばやしですが、ご飯の量は少なめという印象でした。
これは「竹」だからご飯の量が少ないというわけではなく、「松」「特上」とランクを上げてもご飯の量は同じで、違うのはうなぎの量となっています。
そのため、「竹」では満腹にならない方もいるかもしれません。
実は私も「竹」の量では満腹にならなかったため、その後は神楽坂に移動してパフェを頂きました(笑)
ただ、これも考え方次第で、ご飯の量が少なめであることから暴飲暴食にならず、健康的にうなぎを頂くことが出来ます。
また、小食な方や女性の方にとっては嬉しいご飯の量かもしれません。
混み具合は?
私は平日(晴れ)の11:00に伺いましたが、開店直後からお客さんが次々と入って来て、11:15頃には満席となっていました。
開店前から行列こそ出来ないものの、やはり人気店だからか、開店から僅か15分後には満席になってしまいました。
席数が少ないということもあり、1巡目で入店したい方は平日の11:00ジャストに訪れた方がいいかもしれません。
予約は?
小ばやしでは予約も受け付けており、電話で予約の希望を受け付けてもらえます。
03-3352-5884
ただ、私が訪れた際、お店を直接訪れて来店の予約をしていた方もいました。
その方は当日の15:00からの来店を希望していましたが、店員さんが店主さんに確認を取っていたため、当日の予約は出来る限り避けた方がお店への負担が少なくなるはずです。
電話以外でも予約することは可能ですが、これはお店側の厚意であって、それを当然のように要求することは厳に慎むべきです。
この時も予約の枠を確認するために店員さんと店主さんの手が止まってしまい、その分、他のお客さんへの提供は遅れてしまうことになります。
そのため、お店を予約する際は電話での予約を徹底することが大切です。
店員さんの雰囲気は?
小ばやしの店員さんや店主さんはご高齢の女性でしたが、非常にキビキビとした動きで仕事をこなしていました。
席に案内されるとお冷が出されますが、直後には熱いお茶が出されます。
お冷はセルフサービスではなく、その都度店員さんに声を掛ける必要がありますが、わざわざ声を掛ける必要などありませんでした。
というのも、グラスが空になった直後に店員さんがそれを察知して、お冷をデカンタで持って来てくれたからです。
さすが老舗中の老舗だけあって、お客さん1人1人の動きがよく見えているなと感動しました。
うなぎも当然に美味しかったですが、こうした店員さんに気配りで何倍にも美味しくうなぎを頂けました。
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