仙川の中華そば しば田で究極の醤油ラーメンを食す

こんにちは。栞です。

今回は、東京の仙川にある「中華そば しば田」に行ってきました。

[住所]
東京都 調布市 若葉町2丁目25−20

最寄り駅の仙川駅から徒歩20分という悪立地にも拘わらず、その一杯を求めて全国からお客さんが集まる超人気店です。

今回は、”調布の誇り”とまで評されるしば田のラーメンをレポートします。

仙川:中華そば しば田のチャーシューは豚と鶏のコラボ

今回オーダーしたのが「特製中華そば」です。(1,560円)

まず目を引くのが丼を覆いつくすチャーシューです。

チャーシューは4枚乗っていますが、これは豚チャーシュー(2枚)と鶏チャーシュー(2枚)となっています。

特製中華そばは所謂「全部のせ」で、「バラチャーシュー(4枚)」「味玉」「ワンタン(2個)」がトッピングされている豪華絢爛な仕様となっています。

写真では味玉とワンタンが見えませんが、その理由は大振りなチャーシューの下に隠れているからです。

豚チャーシューは火入れの加減が絶妙で、赤みの残るややレアな状態にも拘わらず、ホロホロ感もあるという職人の神業が光る仕上がりとなっています。

これに対して、鶏チャーシューは赤みの部分がなく、しっかりと火入れされており、鶏むね肉特有の歯ごたえがありました。

秘伝のスープは大量の鶏ガラを使用

しば田の醤油ラーメンのスープは大量の鶏で出汁を取っています。

出汁を取るために使用している鶏の種類がこちらです。

●丹波黒どり
●ホロホロ鳥のガラと首皮
●青森シャモロック
●比内地鶏
●名古屋コーチン

上記の通り、しば田では複数の鶏がスープのベースとして使われているのです。

かつては魚介でも出汁を取っていましたが、現在では鶏ベースのスープになっており、肉の風味が強く香り立っているのが特徴です。

しば田のスープが香り立つ理由は、出汁を取る際に表面に鶏脂(チーユ)を張っているからです。

表面に脂が張られていることでスープから風味が逃げず、さらに、出汁が脂に溶け込み、脂そのものにも風味が染み込むという効果があるのです。

しば田の口コミを見ると、スープを絶賛する声が多数見受けられますが、その理由が正にこの工程に隠されているというわけです。

ただ、一口に醤油スープと言っても、しば田のスープは淡麗醤油に分類されるので、醤油はほのかに香り立つレベルでした。

私は美味しく頂きましたが、家系ラーメンなどの濃い味が好きな方には味が薄いと感じられるかもしれません。

自家製麵は小麦粉から作る徹底ぶり

しば田の麺はストレートの細麺で、まるでソーメンのような繊細さが特徴です。

実は、この麺は自家製麺で、なんと小麦粉から作られているのです。

小麦粉は国産の一等粉を使用しており、甘みが強いのが特徴です。

ただ、国産一等粉の弱点としてコシが弱いという点が挙げられます。

これを克服すべく、しば田では研究と改良を重ね、水の温度や分量、小麦粉を練る力やスピードなどを工夫しているのです。

例えば、小麦に加える水の温度はその日の気温や湿度も考慮して日々変更しており、日によっては常温の水と冷蔵庫で冷やした水をブレンドするほど徹底しています。

また、小麦粉を練る際はゆっくりと丁寧な工程を踏むことで麺にコシを出すことが出来るのです。

こうした丁寧な過程を経た提供されるしば田の麺は、細麺でありながら驚く程にコシがあるというわけです。

並び時間は?

超人気店なので、しば田は行列必至です。

店内にはL字型の席が8席しかないので、1巡目で入るためには開店前から並んでおくといいでしょう。

参考までに、私が店に着いたのは開店30分前の10:30でしたが、その時点で既に待機客が5人いました。

その日は平日で小雨が降っていたにも拘わらず、開店30分前で既に5人の待機客がいたことから、天候が良ければ、さらに待機客の数は増えていたことは予想されます。

このことから、1巡目で入店したければ、遅くとも開店30分前には店に着いている必要があるでしょう。

確実に1巡目で入店したければ、開店の1時間前に並ぶ必要があるかもしれません。

接客や店員さんの雰囲気は?

開店前に入り口で待機していると、1人の店員さんが入店を促してくれました。

お店に入ると厨房の店員さんも「いらっしゃいませ!」と元気よく挨拶してくれて、ラーメン店ならでは威勢の良さと活気を感じました。

ラーメン店の店員さんなので顔立ちや雰囲気は無骨で、まるで野武士のようでした(笑)

ただ、時折見せる笑顔がとても素敵なので、無骨な表情とのギャップも楽しめます。

ラーメンを完食し「ごちそうさまでした」と挨拶すると、店員さん全員が「ありがとうございました!またお願いします!」と言葉をかけてくれて、入店から退店まで気持ちよく過ごすことが出来ました。

お店の雰囲気として店員さんもお客さんも寡黙で、会話や雑談などの私語は殆どありませんでした。

ただ、店内は私語禁止ではないため、常識の範囲内での音量であれば会話しても問題ありません。

なお、客席は8席しかありませんが、回転率が良いのでそれほど待たなくても順番が回ってくるはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました