こんにちは。栞です。
先日、東京の神田にある鰻屋「神田きくかわ」に行ってきましたが、実は、「うなぎ四代目菊川」というお店も存在しているのです。
東京都 千代田区 神田須 田町1丁目24−2
表記こそ違いますが、「きくかわ」と「菊川」でなおかつ同じ鰻屋なので、何かしらの縁があるのかと思った次第です。
今回は、「神田きくかわと四代目菊川の違い」について解説いたします。
また、神田きくかわ名物のキャベジンもご紹介します。
「神田きくかわ」と「うなぎ四代目菊川」の違いとは?
結論から言うと、「神田きくかわ」と「うなぎ四代目菊川」は全く別のお店で、経営母体も全く異なります。
そのため、名前が似通っているという以外、両者に共通点はありません。
「神田きくかわ」と「うなぎ四代目菊川」の主な違いがこちらです。
●鰻の産地は愛知県三河一色町のもの
●ピアノ線を束ねた金串を使用
●タレにハチミツを使用
●鰻の産地は日本と中国
●金串を使用
●タレにハチミツは不使用
うなぎ四代目菊川では日本産と中国産の鰻を使用していますが、これはその日の仕入れ状況によってどちらを提供するのかが変わるようです。
ウナギは国産、中国産の2つを使用しており、その日の最も美味しいウナギを出してくれます(来店時は中国産でした)
※「https://hide95.com/unagi_kikukawa/」より引用
同店の経営母体は、鰻の卸業を展開している「中庄商店」であるため、四代目菊川の鰻は全て中庄商店が一括して管理しています。
中国産の鰻は中国から直に仕入れてきて、その鰻を地下水で半年ほど育ててから捌かれます。
そのため、産地こそ中国ですが、育成環境は日本であることから、脂の乗った食味の良い鰻に育ちます。
なお、日本産の鰻が提供される場合は、神田きくかわと同様に三河一色町産のものが使われています。
キャベジンは一度は食べるべし
神田きくかわはうなぎの名店として人気ですが、実は、うなぎとは別に人気メニューが存在します。
それが「キャベジン」というサイドメニューです。
キャベジンと聞くと胃腸薬が想起されますが、当然ながら、ここで言うキャベジンは胃腸薬ではありません。
こちらがキャベジンの画像です。
神田きくかわ キャベジン pic.twitter.com/CqGHtKTLVx
— 井花デニソビチャ (@TLDMXThqWn4gK7A) August 11, 2023
画像の通り、キャベジンはキャベツの浅漬けなのです。
正確に言うと、キャベツときゅうりの浅漬けなのですが、9割はキャベツが占めています。
キャベジンは塩気が強めですが、茎ワカメ・刻み大葉・生姜も入っていて、さっぱりとした仕上がりになっていました。
これがうなぎと非常によく合っており、お客さんの多くがこれを注文していました。
キャベジンを注文していない方もいましたが、恐らくは神田きくかわを初めて訪れた一見さんなのかもしれません。
それほど神田きくかわのキャベジンは有名なので、お店に行かれる際は是非食べてみて下さい。
なお、キャベジンは夏季の間はテイクアウトは出来ないようです。
なんでもこの時期
奈良漬とキャベジンのテイクアウトは出来ないそう
※「https://ameblo.jp/kitakarupoo/entry-12810498717.html」より引用
恐らく、衛生面の観点から、夏場は漬物類のテイクアウトは受け付けていないと思われます。
そのため、キャベジンを食べたい場合は、実店舗でオーダーするか、もしくは夏季以外にテイクアウトするようにして下さい。
キャベジンの由来
胃腸薬のキャベジンと同じ名前をメニュー名に採用しているわけですが、キャベジンにはどんな意味(由来)があるのでしょうか?
そこで、キャベジンの由来について調べたところ、命名者が元NHKアナウンサーの森繫久彌さんであることが判明したのです。
実は、森繁さんはこのお店の常連で、このメニューを「胃に優しい」と気に入っていたようです。
ちょうどその頃に放送されていたキャベジンのCMに肖って、「胃に優しいからキャベジンという名前にしてはどうか?」と発言したことから、ここにキャベジンというメニュー名が誕生したというわけです。
栄養学的にも食べ合わせは最高
うなぎとキャベジン(キャベツ+きゅうり)の食べ合わせは味覚的に美味しいだけではなく、栄養学的にも最高の組み合わせなのです。
実は、うなぎとキャベジン(キャベツ+きゅうり)には複数の効果が期待できるようです。
●癌予防
●精力増強
●関節の痛みを改善する
●関節炎や四肢の痛みを改善する
※「http://www.knapsackfamily.com/DietDish/flist.php」参照
先述した通り、キャベツの9割はキャベツなので、実際に期待できる効果は「癌予防」と「精力増強」になるでしょう。
うなぎが最も食される季節は夏季であり、この時期には夏バテで身体が疲弊しているケースが多いため、精力増強の効果が見込めるキャベジンを食べない選択はないでしょう。
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