こんにちは。栞です。
今回は、銀座にある「銀座メゾン アンリ・シャルパンティエ」に行ってきました。
東京都 中央区 銀座2-8-20
今回のお目当ては桃で、旬のフルーツを堪能してきたのでそのレポートをお届けます。
銀座メゾン アンリ・シャルパンティエで桃のパルフェを堪能してきた
今回オーダーした桃のパルフェがこちらです。(3,300円)
こちらは期間限定のメニューであり、桃が旬の時期だけに提供されています。
2023年にも提供されているため、いわば夏限定のレギュラーメニューと言えそうです。
パルフェとしてはお高めの値段設定ですが、このパフェの醍醐味は目の前でフランベの演出を見られることです。
実際のフランベが以下の投稿からご覧いただけます。
パルフェに注がれているのはアプリコットリキュールで、あんずの華やかな甘みが優しく香ります。
ただ、食べた直後にアルコールの風味を感じたため、アルコールが苦手な方は十分注意して下さい。
パルフェの中身
パルフェは多層になっており、以下のようにレイヤードされています。
●マスカルポーネクリー厶
●生クリーム
●フランボワーズのコンフィチュール
●グレープルーツソース
●桃のジュレ
●桃のソース
●アーモンドのアイス
●シュトロイゼル
主役の桃はコンポート
まず、主役の桃は生ではなくコンポートが使用されています。
コンポートはシロップで果物を煮たものであり、もともとは冬に備えるための保存食として活用されていました。
煮詰められた桃は生食の桃とは食感が異なり、コンポートの桃はトロンとした食感になっています。
また、シロップの甘みも追加されているため、生食の桃よりも糖度が高くなっていることが特徴です。
ただ、シロップの糖度が調整されているためか、過剰に甘いというわけではなく、適度な甘さに加減されていました。
さらに、人工甘味料の風味もなかったことから、桃本来の風味を生かしたレシピになっているのでしょう。
フランボワーズのコンフィチュールとは?
フランボワーズはフランスでラズベリーのことで、コンフィチュールは果物をシロップと一緒に煮詰めたものを意味します。
これだけ聞くとコンポートやジャムと同じように聞こえますが、厳密には以下のような違いがあります。
●果物の形状を保っている
●糖度の序列はジャム>コンフィチュール>コンポート
●果物の形状を保っていない
●ジャム、コンフィチュール、コンポートの中で最も糖度が高い
上記の通り、コンフィチュールは2番目に糖度が高い仕様となっており、さらに果肉感も残っているのが特徴です。
フランボワーズのコンフィチュールを食べた時、酸味は殆ど感じなかったため、シロップによって糖度が高くなっているのかもしれません。
それよりもグレープフルーツソースの方が酸味があり、これがパルフェ全体を引き締めていました。
風味で言えばフランボワーズとグレープフルーツは酸味の働きをしているため、これらの酸味がパルフェの仕上がりを甘すぎないように調整してくれていると感じました。
シュトロイゼルとは?
パルフェの最下層にあるのがシュトロイゼルで、これはそぼろ状のクッキーを意味します。
シュトロイゼルはドイツ発祥の菓子製法で、通常はタルトなどの土台として使用されます。
サクサクとした食感と甘みが特徴で、これまでのフルーツやクリーム由来の甘さとは別の甘さを堪能できました。
予約はできる?
アンリ・シャルパンティエの店舗は喫茶室(サロン・ド・テ)が併設されているケースがありますが、席の予約は受け付けていません。
予約について公式サイトでは以下のように説明されています。
通常、席の予約はできますか?
誠に申し訳ございませんが、芦屋本店、酒蔵通り店、銀座メゾン店の喫茶併設店では、いずれもお席の予約は承っておりません。
あらかじめご了承くださいませ。
※「https://www.henri-charpentier.com/faq/213/」より引用
そのため、喫茶室を利用するためには、入り口に設置された記帳台に自分の名前をメモして待機する必要があります。
私は友人と2人で喫茶室を利用しましたが、平日の15:00頃に訪れて、実際に席に案内されたのは16:00頃でした。
喫茶室のピークタイムは13:00~1700頃なので、この時間帯に利用する場合、1時間近く待機することを想定しておいた方がいいかもしれません。
トイレのドアが隠し扉になっている
アンリ・シャルパンティエのトイレは喫茶室の中にはなく、喫茶室を出て地下1階に降りなくてはいけません。
トイレがある階段はブティック(レジカウンター)の前にありますが、地下1階に降っても最初はトイレを発見できないと思います。
というのも、トイレの扉が隠し扉になっているからです。
私が地下1階に降りた時、そこには従業員が出入りする扉が2カ所あるだけで、トイレの案内板もありませんでした。
そこで1度1回に戻って店員さんにトイレの場所を聞いたところ、トイレが隠し扉になっている事実が判明したというわけです。
トイレのドアは階段を降りてすぐ右側にあり、確かに目を凝らすと「Gentleman(男性)」の表札がありました。
女性用のトイレが男性用の右側に設置されていますが、こちらも同様に隠し扉になっているため、初見殺しとなっています(笑)
SNSではトイレのことも話題になっているため、隠し扉の仕様は話題性抜群のようです。
そのため、お店を訪れた時は、特に用事がなくてもトイレの場所を探してみて下さい。
電源コンセントあり
席には電源コンセントが設置されているため、スマホやPCの充電をすることが出来ます。
お店によっては電源コンセントがあっても、それは掃除機用のコンセントで客に貸し出していない場合がありますが、こちらはお客さん用の電源であるため、利用しても問題ありません。
実際のところ、私もスマホを充電していましたが、店員さんに注意されるようなことは一切ありませんでした。
ただ、いくらコンセントが開放されているとしても、追加メニューも頼まず長居することは避けた方がいいでしょう。
お互いが気持ちよくいるためにも、客側も相応の節度やモラルが必要ですね。
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