丸鶴のピリ辛中華もりが絶品!スープの秘密と麺の魅力に迫る

こんにちは。栞です。

今回は、東京の板橋区にある老舗の町中華「丸鶴」に行ってきました。

[住所]
東京都 板橋区 大山西町2−2

[電話番号]
03-3955-2209

これまで丸鶴には幾度となく足を運んでいますが、今回は「ピリ辛中華もり(つけ麺)」を頂いてきたので、その様子をレポートします。

丸鶴のピリ辛中華もりのスープに隠された秘密

今回オーダーしたピリ辛中華もり(800円)がこちらです。

ピリ辛という名前の通り、まず目を惹くのが赤く染まったスープです。

一口スープを啜ってみると、魚介系の出汁が最初にガツンと来ましたが、その直後に辛味が押し寄せてきました。

この辛味の元は「豆板醤」「ラー油」で、辛味の程度は普通よりもやや辛いというレベルでした。

比較的辛いものが好きな私でも「辛い!」と思った程なので、辛さが苦手な方にとっては激辛に感じると思われるため、注意して下さい。

スープの表面には背脂が浮かんでおり、これと一緒に啜ると辛味は緩和できますが、このスープには”ある仕掛け”が施されていました。

実は、スープの奥底には豆板醤の塊が沈んでおり、スープの下層に行けば行くほど辛味が増していく仕様になっていたのです。

いわば、辛味のグラデーションが掛かっていたのです。

そのため、スープの奥底の辛味は表面のそれとは別次元とも言える程に辛く、辛いものが苦手な方は完食できない可能性があります。

メニューには「ピリ辛」とありましたが、個人的には全然ピリ辛のレベルではありませんでした(笑)

豆板醬を敢えてスープに溶かしていないのは店主のこだわりだと思われます。

というのも、丸鶴のラーメンはとにかくスープが美味しく、カツオや昆布などの魚介の風味が強く香り立っているので、最初から豆板醤をスープに溶かしてしまうと、せっかくの風味が辛味一色に染まってしまうのです。

無論、豆板醤をスープに溶かしても美味しく頂けましたが、最初は豆板醬を撹拌せずに、スープの風味を最大限に味わって頂きたいです。

ちなみに、ピリ辛中華もりのスープにはが加えられており、ツンと鼻を刺す程よい酸味があります。

また、普通のラーメンと比較して甘みも感じられたため、みりんも入っているのかもしれません。

これはあくまでも個人の感想ですが、普通のラーメンよりも魚介の風味が強く、特にカツオの出汁が濃く感じられたため、魚介系のスープが好きな方はハマると思います。

ちなみに、スープに浮かんでいる卵は普通のゆで卵で、煮卵ではありません。

特に味付けもされておらず半熟でもありませんが、スープの主張が強い分、これはこれでバランスが取れていると思いました。

もしこれが煮卵であれば、スープの塩気に更に塩気がプラスされてしまい、しょっぱいと通り越してクドイ味になっていたと感じました。

このゆで卵は普通のラーメンには付いておらず、つけ麺のみの提供となっています。

麺は多加水麺でモチモチ

丸鶴の麺は平打ちのちぢれ麺で、魚介系の風味が強いスープとよく絡みます。

今回はつけ麺であるため、湯上げされた麺はしっかり冷水で締められており、適度な硬さがありました。

ただ、麺は多加水麺なのでのど越しが良く、軽く啜っただけでツルっと入ってきます。

さらに、麺の食感もモチモチ・プルプルしていて、小麦の風味もあり、狂暴なスープに一切負けていない主張の強さです。

もし麺が弱いと、主張の強いスープに負けてしまい、物足りなさを感じるかもしれません。

そのため、主張の強い者同士の掛け合わせは個人的には大正解でした。

丸鶴のメニューはどれも濃いめの味付けなので、正に「働く男のメシ」という感じがします。

麺の量も多めで、他の店なら「中盛り~やや大盛り」ほどの食べ応えがありました。

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