こんにちは。栞です。
今回は、東京の高円寺にあるカフェ「エセルの中庭」に行ってきました。
東京都 杉並区 高円寺南 3丁目57−6 3F
まるで童話の世界に迷い込んだかのような店内は雰囲気抜群で、メニューも童話の世界観を反映したものとなっています。
今回は、独創的な存在感を放つエセルの中庭のレポートをお届けします。
エセルの中庭で柚子レモネード、ストロープ・ワッフル、シフォンケーキを頂く
今回オーダーしたのがこちらです。
●ストロープ・ワッフル(上):200円
●シフォンケーキ(右):調査中(すみません)
柚子レモネード
柚子レモネードはホットのみの提供で、柚子とレモンの風味が強く香り立っていました。
柚子×レモン×ホットの組み合わせなので、一口飲んだ瞬間から身体の芯から温まっていくのを感じることが出来ます。
使用されている柚子は柚子マーマレードで、これは柚子の皮ごと入っています。
もちろん、柚子の皮も食べられますし、この部分にもビタミンなどの栄養が豊富なので1つ残らず美味しく頂きました。
ストロープ・ワッフル
続いて、平べったいワッフルは「ストロープ・ワッフル」といって、オランダ発祥のお菓子です。
ストロープ・ワッフルは薄い生地2枚の間にシロップを挟んだもので、このお店のものは中にキャラメルが入っていました。
また、生地そのものにもシナモンの風味があり、これがキャラメルと絶妙にマッチしていました。
ちなみに、ストロープ・ワッフルは紅茶やコーヒーのカップの上に蓋をするようにして提供されることがあります。
こうすることで紅茶やコーヒーの湯気でワッフルの生地がしなやかになり、また、生地の中にあるシロップを溶けるからです。
そのため、通常、ストロープ・ワッフルの食感はしっとりとしているはずです。
エセルの中庭で提供されているストロープ・ワッフルもしっとりとした食感ですが、私の席に運ばれて来た時点で既にしなやかでした。
恐らく、お客さんに提供する前に生地を湯気などに当てて、しなやかにしてから提供していると思われます。
私はストロープ・ワッフルの存在をこのお店で初めて知ったので、もし焼きたてのまま提供されていたら、ワッフルを湯気に当ててから食べるということはしなかったはずです。
ストロープ・ワッフルの食べ方を知らない方に配慮して、最初から湯気に当ててしなやかにした状態で提供されているのかもしれません。
シフォンケーキ
シフォンケーキは甘さ控えめで、カカオの風味が強めという印象でした。
ただ、シフォンケーキ自体の甘さが控えめであるため、隣に添えられたホイップクリームが甘さを補っていて、これと同時に食べることで甘さを調整できる仕様となっています。
食感はしっとりとしていながら適度なフワフワ感があり、もう一度食べたいという衝動に駆られました(笑)
個人的にチョコの甘みが強い系統のケーキはあまり好きではないのですが、このシフォンケーキはチョコの甘みが控えめなので、そういった方には強くお勧めできます。
お店の雰囲気は?私語禁止?
店内は童話の世界を再現したようなメルヘンさと妖しさに満ちています。
席数は14席と多くはありませんが、中には半個室のような席もあり、私はそこに案内されました。
ただ、お店の空間は決して広くはないため、半個室といっても成人女性でちょうど良いという広さです。
そのため、成人男性だと少し窮屈に感じるかもしれません。
身体が大きい方や狭い空間が苦手な方は半個室ではなく普通の席を希望した方が良いと思います。
店内は詩の朗読が流れており、これも童話の世界観の演出に一役買っていました。
詩の朗読が流れている分、店内は静寂という雰囲気ではなく適度に会話することが出来る環境にあります。
大声で会話する雰囲気ではないことは確かですが、エセルの中庭は私語禁止ではありません。
しばしば勘違いされる方がいるようで、私語禁止と紹介されているのは2階にある「アール座読書館」の方です。
エセルの中庭とアール座読書館は同じ建物内にあり、コンセプトが似通っているため、このような誤解が生じたと思われます。
ただ、「アール座読書館=私語禁止」というのも誤解で、実際には禁止ではありません。
事実、アール座読書館の利用する上での注意書きとして以下のルールが店先に掲示されているのです。
●他のお客様がいる時は、声高なお話は控えること
●小声でも長いお話は控えること
●お話目的での利用はご遠慮ください
※「https://www.machinoiitokoro.com/cafe/r-dokusyokan/」参照
上記の通り、アール座読書館は全面的に私語を禁止しているわけではないのです。
ただ、アール座読書館は静寂を楽しむ空間をコンセプトにしているため、私語が禁止されているわけではないにしろ、会話は必要最低限に留めるべきです。
店員さんの接客は?
エセルの中庭が独創的な世界観を演出しているためか、店員さんもその世界観を遵守しているように思えます。
例えば、店員さんの方から積極的に話しかけてくるということはなく、お客さんに質問されたら答えるというスタンスでした。
ただ、だからといって店員さんの接客が無機質ということはありません。
実は、隣の席のカップルがスコーンを注文し、それを2人でシェアしようと話していたところ、店員さんはこれに配慮して予めスコーンを切り分けた状態で提供していたのです。
この店員さんの心遣いにカップルは感動していましたが、それを隣で見ていた私も心が温まったことは言うまでもありません。
確かに、店員さんの接客は世間一般が想起するフレンドリーさはないかもしれませんが、こうした言葉にしない心遣いに日本人特有の奥ゆかしさを感じました。
予約や支払い方法?
エセルの中庭は予約を受け付けておらず、お店のインスタグラムにも「予約不可」と記載されています。
なお、支払い方法としては「現金」と「クレジットカード」が使用可能となっており、電子マネーやQRコードでの決済は対応していないため注意が必要です。
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