こんにちは。栞です。
今回は、東京の永福町にある古民家カフェ「木花日和(コノハナビヨリ)」に行ってきました。
古民家を改装したカフェだけあって雰囲気は抜群ですが、最初は入り口がどこにあるのか迷ってしまいました(笑)
今回は、木花日和の看板メニューの「空とぶプリン」のレポートをお届けします。
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永福町の木花日和で名物の空とぶプリンを頂く
今回オーダーした「空とぶプリン」がこちらです。
メニュー名の空とぶプリンの由来は、高さのパフェグラスに置かれたプリンがまるで空中に浮かんでいるかのように見えるからというもので、これを命名したのは店主さんではなく常連客のようです。
空飛ぶプリンの演出は大成功で瞬く間にSNSでバズりましたが、このプリンは3種のベリーが添えられたスペシャルバージョンで、その名も「空とぶberyberyberyプリン」です。
3種のベリーの内訳は「アメリカンチェリー」「ブルベリー」「ベリー」で、いずれも程よい酸味が利いており、これが良いアクセントになってプリンの甘みを際立たせていました。
肝心のプリンは卵感が強めで、なおかつ食感も硬く、昔ながらのプリンという印象でした。
店主さんに聞いたところ、カラメルに使用されている砂糖は「粗精糖(そせいとう)」で、精製された上白糖よりもミネラルを多く含んでおり、自然で優しい甘さが特徴です。
粗精糖の色はブラウンですが、同色系統の三温糖とは違って焦がしておらず、精製度が低いからこそ出た自然な琥珀色なのです。
粗精糖は黒砂糖よりもクセがないため、パンや紅茶など様々なシーンに使用されておらず、万能な砂糖とも言えます。
こうして粗精糖を使って出来上がったカラメルですが、実は、もう一つ手間が加えられています。
それが、色が付くまでカラメルを焦がしているのです。
これにより一層カラメルの風味が引き立つというわけです。
カラメルを焦がしている分、甘さは控えめになりビターな香りが強くなりますが、これが甘いホイップクリームとよく合い、全てが合理的に計算された完璧なプリンでした。
空とぶプリンを見ても分かる通り、木花日和のメニューは見た目でも楽しめるように創意工夫されています。
例えば、プリンが乗せられているお皿ですが、これはドイツ製のアンティークとのこと。
実は、店主さんの親戚はドイツにいて、その方からアンティークのお皿などを仕入れているようです。
また、ただアンティークのお皿を使っていると言うだけではなく、提供する料理に合わせて、そのメニューに最も合うお皿を選んでいるというから驚きです。
今でこそ空とぶプリンは看板メニューとなっていますが、このプリンがメニューに加わったのは途中からだったといいます。
そのため、店主さんは試行錯誤と改良を重ね、現在の至高のプリンが完成したというわけです。
元々お店ではワインも提供しており、これに合うプリンを提供したかったことから、敢えて甘みを抑えたプリンを開発してきたようです。
先述した通り、カラメルを焦がしてビターな風味を強くしているのはこうした背景があったというわけです。
接客の雰囲気は?
私が訪れた時、店員さんは店主さんと女性の従業員の2人だけでした。
接客の雰囲気は着かず離れずといったところで、お客さんとの適度な距離感を保ちつつ、こちらが質問すれば快く応じてくれました。
ただ、このお店には常連客が数多くおり、私が訪れた時にも複数の常連客で賑わっていました。
店主さんはお客さんとの適切な距離感を心がけているようで、私のように一見客には様子を見ながら接客しているようでした。
そのため、気心が知れた常連客とは打ち解けて会話しており、いい意味で遠慮がない接客という印象を受けました。
私個人の意見としては、付かず離れずという接客は100点満点なのですが、人によっては「常連客とばかり会話している」と思う方もいるようです。
確かに、そのように思ってしまうことも理解できます。
しかしながら、店主さんや従業員の方の立場に立てば、初見の相手が会話好きなのか否かを見極めるのは不可能でしょう。
こちらが会話を振っても邪険にされたというなら不満に思って当然ですが、私が店主さんや従業員の方に話かけた時は笑顔で対応してくれました。
そのため、「常連客とばかり会話している」のではなく、初見のお客さんに対して失礼のないよう適切な距離感を保っているというのが正解だと思いました。
店主さんも従業員の方も笑顔が素敵な方なので、気軽に話しかけて大丈夫ですよ。
お店の入り口が分かりづらかった(笑)
木花日和は古民家をカフェに改装しているので、お店の外観は正に普通の一軒家です(笑)
お店の入り口がこちらです。
東京都 杉並区 和泉3-17-1
どう見ても、お店の入り口には見えませんよね(笑)
恐らく、多くの方がお店の場所を探して通り過ぎたことでしょう。
かくいう私も初見では入り口を見つけることが出来ず、一度通り過ぎてしまいました。
お店の入り口が見つかりづらい理由として、「古民家を改装しているから」というのが大前提にはあります。
しかし、それだけではなく、営業時間外は看板を出していないのです。
これが迷宮への入り口となっているわけです(笑)
さらに、私が訪れた時、入り口の前にはおじいさんが1人腰かけていたので、お店がこのおじいさんの自宅だと勘違いしていました。
巧妙なトラップが幾重にも張り巡らされたおかげで、私がお店を見つけるまで10分は要したと思われます。
ただ、こうしたトラップを予め知っておくことで、ルートに迷うことなくお店に辿り着けるはずです。
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